└婚期を逃す「もし〇〇だったら病」

「もし〇〇だったら、もっと素敵な人と出会えるのに。」

じゃあ、どうすればいいのか。

それは、〇〇になることです。

もし一流大学を卒業していれば…と考えるのであれば、一流大学を卒業してください。

もし一流企業に正規職員として雇用されれば…と考えるのであれば、一流企業に勤めてください。

もし綺麗な顔になれば…と考えるのであれば、そうお手入れをしてください。

それで、「もし〇〇」を解消すればいいのです。そして、〇〇が解消された結果、結婚につながる出会いができれば、それでいいのです。

いま、〇〇だったら…と考えていることがあるのなら、そして、それを解消できない限り前に進めないのであれば、方法は、その〇〇を克服することです。

いつまでも、周りの環境や人のせいにしていてはいけません。

例えば、愛すべきご両親のせいにして、「もっと裕福な家庭に生まれていれば、私は結婚できたのに」なんて考えているようでは、いけないのです。

「もし〇〇」が克服できない課題であるならば、そのままのあなたで勝負する潔さをもつ必要があります。

現状を受け入れて、勝負をするしかありません。

そういう意思をもたなければ、仮に婚活を始めたとしても、お相手選びができずに失敗に終わります。

ゴールは、結婚ではなく、すてきな結婚生活です。目の前の異性との結婚生活がイメージできるかがポイントになります。

生まれた環境、そして今ある環境は、目に見えない運命によって決められていたのかもしれません。それでも、多くの選択肢の中からあなたがひとつずつ選んできたものの積み重ねです。

あなた自身のこれまでの選択の積み重ねを大切にして、受け入れて、そして婚活をスタートしていただきたいのです。

じゃあ、ありのままの自分で勝負するための武器は何か？

それは、あなたの魅力です。残念ながら、魅力は、伝えなければ伝わりません。

例えば、「マリッジコンサルティングつづり屋のサービス」。ホームページをアップしているだけで、誰が魅力的なサービスだと思ってくれますか？しっかりと伝えていかなければ、伝わらないのです。私（つづり屋）自身を知っている人に声をかけたり、街頭でティッシュ配りをしたり、伝える努力をしなければ、伝わらないのが現実です。

もしかしたら、両想いかもしれないお相手は近くにいるかもしれません。あるいは、好きな人に誤解されているかもしれません。あなたの魅力は、伝えないと伝わらないのです。

ありのままのご自分で勝負すると決めたあなたは、その魅力で勝負するために、その魅力を伝えていく努力をしてください。

婚活中の方は、周囲から「理想が高すぎるんじゃない？」と助言されたことがありませんか？

理想をもつことは、とても大事です。それが目標になり、前に進むことができます。

ただ、理想は、高いとか低いとかの問題ではなく、そしてアドバイザーがいるかいないかという問題でもなく、理想によって出会いの機会を減らしてしまう可能性が高いです。

実際には、好きになった人が理想のタイプになるのです。

いくら理想を思い描いていたとしても、当初思い描いていた理想とは違った人を好きになることは、多々あります。理想を描くことが無駄とは言いませんが、理想にしばられていると、結婚が遠のいていくというのが事実です。

「好きになった人が理想のタイプになる。」このことをよく覚えていただきたいと思います。

仮に理想を捨てきれないのであれば、現実をみることです。結婚ができていない現実、世界中を飛び回って理想の人を求めて探し回ってみてわかってくる現実、統計データから見えてくる現実。その現実をみたうえで、理想の相手と結婚できるかどうかを冷静に考えてみる。そこでは、理想を大事にするあまり、すてきな人との出会いを失う可能性も考えてください。

それでも、なお理想に縛られるというのであれば、納得いくまで理想を追い求めてください。但し、納得したときには、婚期を逃しているリスクも高いことを肝に銘じていてください。

「結婚」は、ただ一人から選ばれればよいのです。

多くの人から求婚される必要はありません。

また、モテる必要もありません。

「私は、モテないから…結婚は無理」という言葉を、まれに聞きますが、大きな間違いです。モテる必要はないのです。一人の異性から選ばれればよいのです。

きっと、思われている以上に、あっさりと結婚できます。

「もし〇〇だったらと考えて、前に進まない」とか「ありのままの自分で勝負をしない」、「理想を変えずに理想だけを追い求める」といったことをしなければ、結婚はできます。

その結婚が理想の結婚生活につながるかは、また別の問題ですが、身近に結婚があることを意識してください。実際に、以前の日本社会では、結婚率がほぼ100％だったのです。

ただ一人に選ばれれば良いのが結婚です。

それなのに、他者と競って、より良く自分を見せようとしたり、条件（収入や職業、容姿など）を磨いて、他者と比べて劣等感や優越感を感じたり…。

そういう必要はないのです。

いつまでも結婚にこだわる必要はありません。

結婚はできるとして、その後の結婚生活を考えていきましょう。

結婚生活を考えるのに必要なのは、３つです。

①誰と結婚したいのか（どんな結婚生活を送りたいのか）

②その結婚相手は、私に何を求めているのか

③じゃあ、私は、どうあればいいのか

以上の３点です。

例えば、Aさんの場合。

①TVゲーム好き。TVゲームをしていても怒らないお相手、できれば一緒にゲームで遊んでくれる方と結婚したい。

②そういうお相手は、私にも一緒にTVゲームをすることを勧めてくるだろう。

③私は、これまでとおりTVゲーム好きをアピールし、同じ趣味をもつ人を探せばいい。

いかがでしょうか？とてもシンプルです。TVゲームが好きというのをアピールすれば、良いだけです。

恋愛マニュアル本でモテるためにいろいろと努力をされている方もおられると思いますが、たった一人に選ばれればよい婚活では、「ありのままのご自身を受け入れてくれるたった一人の人物」と出会うことができればいいのです。

ご自身を知っていただけるキーワードで、どういう結婚生活を望まれているのか想像できるよう自己アピールをするのです。

①結婚生活はどんな感じ？そのためにどんな方と結婚するの？

②結婚相手は、あなたに何を求めてくるの？

③あなたは、求めに対して応えるために、何ができるの？

その３つです。

その際に意識していただくのは、結婚につながる出会いは、加点方式でお相手探しをすることです。

あれがダメ（収入が少ない）、これがダメ（背が低い）といって、減点するのではなく、

趣味があっている、一緒にいて居心地がいい、ありのままの自分で入れる等々、良い点を加点していきます。

少しでもよいところが見つかれば、加点をする。そういう方法で、お相手探しをされるのがよろしいかと考えます。